ポジティブな感情を導き出す占い師

悩み事を抱えて占いに訪れる相談者には、占い師に甘えたいタイプと叱って欲しいタイプの人がいるので、相談者がどちらのタイプを見極めて適切な対応を取れると、相談者の悩みを解消してあげられます。
占いで行われる悩み相談は、悩み相談というよりもカウンセリングに近い行為で、相談者が抱え込んでいる悩みの原因と解消法の糸口を見つけ、相談者に問題解決のヒントを与えて経過を観察することです。

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占い師の求人で、占いショップなどで働いたことがある実績を応募条件に載せているのは、占いで行われるカウンセリンが高度なために、長期間占いショップなどで働いていた実績が能力の証明になるからです。
経験が物を言うので、若い人よりも人生経験豊富な人の方が採用されることが多く、相談者も自分よりも年齢が上の占い師を求める傾向があるため、中高年の占い師の需要も絶えないのです。
資格が必要ない職業なので、占いができれば自由に名乗ることができますが、悩み相談をすることで賃金を得て生活することができるのは少数です。その中で多くの相談者から人気と信頼を得て有名になれるのは、占いとカウンセリングの技術に長けた極一部です。
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占いの勉強をする方法は多数あって、占いを教えている専門学校に通ったり、占いショップが行なっている教室に通ったりする人も多く、多数出版されている占い本で基本をマスターする人も昔から一定数います。占い本を読むと、占いの基礎をマスターできますが、プロとして働くための技術を鍛えるには実践あるのみです。経験日数が少ないままプロとして働き出しても相談者の悩みや不安を解消することは難しく、一度相談した人がリピーターになることはなく、プロとして活動することは困難です。占いの経験を積むためには、先ず、親や友人知人などの身近な人を占ってみて、占いのテクニックを磨いていくのが近道です。数をこなしている内に、占いと占いの結果に対するアドバイスの仕方が自然と身につきます。身近な人の相談を数多くこなした後なら、プロとして活動しても経験則からアドバイスの要点がわかり、適切で相談者に安堵感を与えられる助言をかけられます。占いでの相談事の多くは恋愛関係で占められているので、一度アドバイスのコツを掴んでしまえば、相談者の望んでいる回答をうまく引き出して適切な回答を自然と生み出せます。相談者から信頼を得られる占い師はポジティブな感情を作り出せるのです。